今回は推理小説を紹介します。
ネタバレなしで、小説をアピールする事が俺なんかに出来るのか。。。
不安ではありますが。。。
推理小説は最も好きなジャンルですが、これほど魂のこもった作品は他にない!!
それは、京極夏彦の魍魎の匣です。
本日、「櫻井有吉アブナイ夜会」(TBS・MBS系)に、ピース又吉がゲスト出演して京極夏彦の書斎を訪れるみたいですね!!
すごく楽しみですが、こんな直前に記事を書いて間に合うのか。。。
いや間に合わねぇだろ。。。
京極夏彦といえば百鬼夜行シリーズ!!
その第2弾がこの魍魎の匣です。
第49回日本推理作家協会賞受賞作でもあります。
何がすごいって京極夏彦さんの知識量!!
この小説一つとってもどんだけ情報あつめてんだって思う。
宗教者、霊能者、占い師、超能力者の違いを知りたければはこれを読んでおけばいんじゃねぇかってレヴェル。
この「レベル」を「レヴェル」という言い方は魍魎の匣の中でも出てきます、ちょっとお気に入りw
オカルトって何?
匣って箱とは違うん?
魑魅魍魎の意味は?
などなど、京極堂っていう登場人物が解説する様はすさまじいものがあります。
探偵、刑事、文士、女優、教祖、研究者、弁護士など
身近にいないような職種の人達が複雑に絡み合う内容は、リアルの世界じゃまずありえない事なのでその点が現実逃避させてくれます。
数日で1つの小説に仕上げたこの作品は1048ページに及びますが、これを読むと小説家にはなったらダメだ。
って気になるくらいすごい作品です。
映画やアニメになってるようですが、映画ってあの部分はどうやったんだろ?
CGなのかな???
俺は映画にする事ができないようなものが好きなんだけど、これもそのカテゴリーじゃなかったのか。。。
ちょっと観てみたい気もする。
絶対映画にできない作品に、「十角館の殺人」ってのがあるけど、これも半端なくおもしろい。
うちの病院のDr.がこれを読んでない人で推理小説を語るのはモグリや、とも言ってました。
魍魎の匣を読んでると、ドラマのトリックとかこの雰囲気をパクったんじゃないかとも思えてしまう。
いや、さすがにパクったって事はないんだろうけど、トリック好きなら絶対ドストライクです!!
ちょっと長い作品なので、週末を潰す覚悟で一気に読んで欲しいです。
現実から京極夏彦の世界に引き込まれます。
いや、引きずり込まれます。
登場人物もそれぞれ特徴のある人ばかりで喋りかたも違って映像として脳内にイメージできます。
なんかすみません、まったく魍魎の匣の良さをアピールできてないですが、ほんと読んでほしい!!
あっちの世界に行ってきて欲しい!!
ものすごい世界が待ってますよ!!
【追記】
又吉さんが、京極夏彦さん宅を訪問するの終わってました。。。無念すぎる。。。